ニュートラルな気持ちを持つ事

10日程前に痛めた腰と太股はほぼ治ったようです。しっかりと柔軟体操が出来るようになりました。

さて、毎週水曜日は形の稽古ががっつりと二時間行われます。

前屈立ち、基立ちの姿勢では、後ろ足を進行方向に対して30度にしなければなりません。

形を打っていると上半身の挙動に気を取られて、後ろ足がおろそかになってしまいます。

先日の形の稽古でも何回も口酸っぱく注意して頂きました。(私だけでなく中年全員、同じ注意をされました。)

この30度という角度、以外と難しいものです。意識し過ぎると今度は上半身の動きが愚かになります。中高年になると頭も堅くなり身体の瞬間的な動作を一気に指揮出来なくなるんでしょう。

何度も注意されると

「うるさいな。わかってるよ。」

「中高年なんだからそんなにいきなり出来ないよ」

「健康の為にやってるんだから、ある程度は適当でいいじゃない」

みたいに思う人もいるでしょう。

健康の為でも、空手道を歩む人は絶対にそのようなネガティブな事を思ってはいけません。

大人は子供と違って理由を考える事ができます。先入観をなくして、気持ちを無にしてひたすら稽古する事が重要です。

何故、その姿勢でなければいけないのか?

何故、先生はあれほど厳しく注意するのか?

考えなければなりません。

30度はあくまでも目安であって、可能な限り真っ直ぐにする必要が有るのではないか?

  • もし後ろ足が外に向いていたら、後ろの敵に足を踏まれる危険性がある。
  • 前方への移動は本来、前脚に重心を移動し後ろ足が床から離れそうになった瞬間に前に移動させることで、相手に対して挙動がバレないようにしなければならない。しかし、後ろ足が外を向いていると移動する際に後ろ足で床を蹴って前に出してしまうために相手に挙動がばれてしまう。

先生が口酸っぱく注意される理由は他にもあるでしょう。

少なくとも、2つの理由は見つけました。

明明後日はいよいよ、市民大会の日です。

100転満点の後ろ足が出来るように頑張ります。

使う形は平安二段と平安五段。一回戦でも勝てれば御の字です。

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